香港・マカオ旅行記2015年6月（6）スターフェリーと夜景観賞、最後に出前一丁。

長洲島からフェリーで香港島に戻ってきましたが、今度はこのままスターフェリーで反対側の九龍半島側に向かいます。尖沙咀のホステルにチェックインし、海沿いの夜景を見たあとは、適当にぶらつき過ぎてへとへとに。「出前一丁」とチンタオビールで一日の締めにしました。

セントラル：中環　の九龍行フェリー乗り場。

スターフェリーは香港に来ると、必ず1度は乗ることにしています。

これに乗ると、香港に来たんだって実感できるのです。

フェリーから後ろを振り返ると、香港島のビル群が見えます。来るたびに新しいビルが増えている気がします。

 スターフェリーは1層と2層で値段が分かれていますが、いつも自分が乗るのは値段の安い1層。せいぜい10円か20円の違いですが、節約というよりは水面に近くて船に乗っている実感がより強いからです。

 10分くらいであっという間に対岸についてしまいます。
 セーラー服の水夫さんと、非番の同僚の方でしょうか。

ロープを巻き付けると、切れないように締め具合を調整しながら抑えて行きます。

ロープからギュギュギュと音がして、切れないか心配してしまいます。

スターフェリーを降り、九龍側に着きました。かつてこの時計台の下に中国まで向かう列車の駅があったそうです。今はバスターミナルになっています。

 ヘリテイジなんとかという、高級ショッピングモール。通過です。

 昔の消防車が展示されていました。

今回の宿のある、尖沙咀のエリアにやってきました。九龍半島側の中心部にそびえ立つ重慶（チョンキン）マンションです。今はすっかり怪しい雰囲気がなくなったといいますが、初めての人は少しビビると思います。両替はここが一番のお勧めですが、一番手前の店だけは避けてください。

SELLとBUYの見方に慣れていない人が、すごくいいレートだと勘違いしてしまうような表記になっています。大損こきますよ。

以前ほど横に張り出す看板がなくなったような・・・

チョンキンマンションの近くに、似たような大きさの雑居ビルのミラド―マンションがあります。今回予約した宿はこちらの中にあります。雑多な店をかき分けて・・

なんだかゴチャゴチャした張り紙のエレベーターで14階まで上がります。

14階まで上がりました。色々な人種の人が入れ替わり立ち代わり乗ってきてちょっと緊張しました。

本当に雑居ビルですね。ゲストハウスと、会社、普通に住んでいる人もいる様子。

ここが予約していた「ベネチアン　ホステル」のはずですが、張り紙がしてあって、下の１３階で受付するようにとのこと。

すぐ横の階段で下に降りると、「USA　HOSTEL？」ここしかないようだし、予約時の口コミにも同じ経営という情報があったので、思い切って入ってみたら、やっぱりここでチェックインでした。

分かり難いな。デポジットで２００香港ドル払い、部屋に案内してもらいますが、全然関係のない７階にありました。

こんな部屋です。エアコンはフィルターが１回も掃除してなさそうだし。気がめいる。

シャワーは二部屋共同だそうです。

両手を伸ばすと壁に手がついてしまうんじゃないか。

 この宿、WEBでの予約は「ベネチアン　ホステル」だったけど、経営は「USAホステル」がやっているようです。この部屋のドアに許可証のような張り紙があったのですが、それには「新九龍酒店」とあります。経営難になった別のゲストハウスを買い取って名義だけ残して拡張しているような、そんな感じの分かり難い宿です。多くのホテル予約サイトに掲載されているけど、全く別の部屋に割り当てられる可能性が高く、予約した方はこの写真はあてにならないと思います。

荷物を置いて夜景を見に行こう。
香港は本当に２階建てバスだらけ。イギリスには行ったことがないのですが、元イギリス領だけに、同じタイプのバスを輸入しているんでしょうか？

着きました。香港の夜景は何度見ても飽きません。九龍半島側から、この角度で夜景を見るのが一番綺麗な気がします。

この夜景を見ながらビールでも飲みたかったけど、売っている店がありません。コンビニで調達すればよかった。

この後、昼間通った時計台のバスターミナルからバスに乗って、ネイザンロードを北上します。

動画しか撮っていなかったので、貼っておきます。

旺角（モンコック）か佐敦（ジョーダン）あたりで降りて、屋台街を歩くつもりでしたが、いつの間にか通り過ぎていて、電脳街のあるシャムスイポまで来てしまいました。

 もう遅い時間なのでお店はやっていないでしょう。歩き疲れていたこともあり、このまま地下鉄で尖沙咀まで戻ることにしました。

 地下鉄の構内で見かけた、オクトパスカードの時計バージョン。Suicaにもこういうのが欲しいですね。

香港の地下鉄はホームドア付きなので安全です。利用者のマナーもいいし。安心できる交通機関です。

夜景を見ながらのビールが飲めなかったので、夕食がてら飲みに行きたい。
ローカル飯もいいのですが、尖沙咀のエリアにはナッツフォードテラス、という外国人の集う飲み屋街があるようなので、歩いて移動します。

ちょっと迷ったけど、付きました。週末のせいか結構賑わっています。

１０店舗くらいの小さな通りですが、どの店も満席です。

おっ、シーシャがある。吸いたい。でも混んでるしなー。一人でゆっくりするという雰囲気でもありません。

各店のメニューも結構高いし、混雑のせいか店員さんの呼び込みもなく、とても入りにくい。
今日の締めはここではないなーと思い直し、ナッツフォードテラスから離れました。

で、地元系の食堂を発見。ここで遅めの晩御飯にしよう。

エビシューマイを肴に、チンタオビールをぐびっと。ステンレスのマグがいかしてます。

出前一丁に目玉焼きとソーセージをのっけた一品。意外というか、かなりいけます。香港ではインスタントラーメンは食堂の定番メニューとしてどこでも食べられます。ちょっと調理したものが具にプラスされているのが良いです。

デザートに、ゴマのあったかいお汁粉のようなものを食べました。かなり量が多いですが、甘さ控えめでおいしかったです。

チンタオビール２本と料理３品で２０００円ちょっとだったかな。
ようやくビールにありつけ、お腹いっぱいになりました。

昨日の晩に会社を出発して、飛行機で仮眠は取ったものの、もうヘトヘトです。
宿に戻って眠りにつきました。とても長い一日でした。