フェリーから降り立った長洲島。ほとんどのお客さんは地元香港人のようで、聞こえてくるのは広東語ばかり、本土からの中国人観光客はあまりいない様子。
フェリー乗り場の周辺がこの島の中心街になっているようです。
あー。すでにコンビニとマックまであるとは・・
離島とか秘境と呼ばれている所にマックがあるとガッカリしてしまいますが、世界中本当にどこにでもあるのが凄い。
以前、枯山水の画にあるような景色を求めて中国の桂林からの川下りが到着する「陽朔」という街に行きましたが、ここにも普通にマックがあり、観光客が沢山いてガッカリした覚えがあります。
島内は自動車が通れるような幅広の道はないようです。後で配送用や救急車として、日本の軽自動車が使われているのを見ました。
散策してみましょう。以前香港島南部の「赤柱:スタンレー」という海辺の街に行きましたが、あちらは白人の観光客が多く、オープンテラスのカフェもあったりしたのですが、こちらは完全に地元密着型。湘南の由比ヶ浜VS九十九里の白子海岸といった感じか?
鉄筋コンクリート2階建の建物が市場になっていました。一階は海産物の店が並んでいるようです。
売っている魚は生きているものも多いですが、深さが足りなくて苦しそうに泳いでいます。
香港でよく見かける表記。「小心=注意」ですね。なんとなく伝わるけれど、日本と全く違うのが面白い。
さて、ビールが飲めて、海が眺められる店はないかな。
パラソルが並んでいます。この奥に飲食店が並んでいるようです。
おばちゃんがメニューを持って声をかけてきた、この店に決めた。この辺2~3往復してみましたが、どの店も昼時なのにガラガラ。今日は金曜日で平日だし、船から降りてきた乗客は学生か老人がほとんどだったから暇なのでしょうか。
まずはビールを注文。昨日から飲めていなかったので、やっとこれで開放される感じです。
ブルーガール、というビールです。この周辺の店で一押しらしく、パラソルやのぼりにこのビールのロゴが付いています。ラベルに「北京」「香港」の文字が見えたので、海外ブランドの現地生産かなと思っていました。帰国後調べてみると、ドイツのビールのようですが、サイトに中国語のページがあったので、やはり中国が主要な市場のようです。
飲んでみると、超サッパリ。苦味があまりなく、すーっと喉を通っていきます。
今まで飲み口の軽いビールはバドワイザーが一番だと思っていましたが、こちらの方がかなり軽いです。大びんで出てきたので、すべて飲めるか心配でしたが、すぐに飲み切ってしまいました。
メニューはかろうじて英語表記もあったりしますが、香港の場合はほとんど漢字の字面だけで注文します。今回は何かの焼きそばを頼んだつもり。
ビールがなくなる頃、ドカッと出てきました。でかっ! どう見ても3~4人前はあります。
何人かで来て食事する店でしょうから、小さいサイズの設定もなかったようですが、これは多すぎ。
半分くらい食べて残そう・・と思いながら箸をつけました。
オイスターソースで軽く味付けしてあり、野菜と一緒に炒めた感じです。最初は薄味で物足りないなと思ったのですが、食べ進めると意外とこれくらいの濃さがちょうどよい感じで、気が付いたらはまっていました、結局ぺろりと完食。美味しかったです。
食べ終わった後で、せっかく漁港のある街なのだから、シーフードを頼めば良かったかなと思いましたが、結構高いし、メニューの文字を見てもどんな生き物が入ってくるかわからないんですよね・・・
再び島を散策。
小さく映っていますが、この島では3輪自転車をレンタルできるみたいです。ペナン島あたりでタクシー代わりに活躍しているあれです。旦那さんが漕いで、奥さんが後ろに座る。みたいな微笑ましい光景を何度か目にしました。
この島は真ん中が細くなっていて、そこがフェリーターミナルと中心街になっているようです。
ちょっと歩くと反対側の海辺に出られる様子。歩いて行ってみることにします。
それにしても暑い。汗ダラダラですが、地元香港の皆さんは汗を全くかいていない。
おっ。海が見えてきました。こちら側の方が海水浴場のあるビーチになっているようです。
思ったよりも綺麗なビーチです。しかし、こちら側はお店があまりなく、この砂浜を眺めながらビールを飲むのは無理そう。有料のパラソルとデッキチェアがあれば、なかなか良い雰囲気になるのに。
こちら側のビーチからは、ずっと向こうに香港のビル群が見えました。日本にはない不思議な景観。
座って海が眺められるように整備されていますが、雨除けにはなっても、日よけにはならないガラスの屋根。
別れたら、外しに来たいだろうが、鍵は捨てちゃうはず。どうするのかな。まあ、お幸せにー。
魚の形のポーチ。お土産に良いかと思ったら、タイ雑貨の店でした。タイには8月に行くのでいらん。
学生さんが何やら集まっています。背中に貼っているのは名前か。
アドリアンに、ケニーって・・どう見てもたけしとか、つよしって感じのお方です。
香港人はイギリス領だった時に、イギリス風のサブネームをつけるようになったらしいですが、ねえ。(余計なお世話)
カラフルで楽しそうなセットを売っているお店だなーと思いきや。
紙箱に入った紙のフカヒレや紙の携帯電話は、葬儀用グッズなんだそうです。あの世で個人が困らないよう、紙でできた色々なアイテムを一緒に燃やすんだそうな。スマホのセットには充電器まで見事に再現されています。クルマとか、家もあるらしいです。なんという即物的な・・(これも余計なお世話)フェリーターミナルに戻ってきましたが、15分ほど待ち時間があったので、到着時に見たサークルKに入りました。エアコンがガンガン聞いて涼しい。
空港のコンビニでも思ったのですが、日本製の物がとても多いです。ここでも割引販売中。
こちらの方が好きだな。
14時頃、中環:セントラルのフェリーターミナルに戻ってきました。
香港はショッピングやグルメ、ナイトライフが中心になると思いますが、午前中の早い時間は営業していないので、こういう離島でビールを飲んで、軽く昼食をとって戻ってくるのは「アリ」だなと思いました。次回は機会があればラマ島に行ってみたいと思います。
つづく。
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